うつ傾向は「煮干し」で改善する?

コラム

ケース

Aさん:定期来院の方
Bさん:Aさんからご紹介の、Aさんの同僚

Bさんが最近精神的に不安定な状態だったので、「メンタル面の不調には出汁が良いかも」と勧めたところ、
AさんがBさんに「粉末の煮干し」を差し上げたようです。
すると、Bさんはそこから少しずつ眠れるようになり、笑顔と元気が戻ってきたとのことです。

煮干しはメンタルに有効?

化学調味料やエキスなしの出汁(特にアゴだし)は、メンタルが落ち着く」という臨床例が結構あります。

青魚なので酸化油なども気になるところですが、それはそれとして、多少質は落ちても、必須栄養素は大事だと考えてます。

「酸化油」とは?
空気に触れたり、光や熱にあたることで、酸素と油が結合した状態のこと。酸化した油は細胞を傷つけるため、それにより代謝が下がったり、体力に摂取すると動脈硬化や臓器への負担となる恐れがあります。

うつ病の治療に「良い」とされる栄養成分

・ビタミンB群(主に、ビタミンB6、B12、葉酸)
・ビタミンD
・EPA、DHA
・鉄
・亜鉛
・アミノ酸

「煮干し」に含まれる栄養分

・たんぱく質
・カルシウム
・鉄
・ビタミンD
・EPA、DHA
・タウリン

「あごだし」に含まれる栄養成分

・ミネラル(主に銅やセレン)
・たんぱく質
・ビタミン(B6、B12、E、ナイアシン)
・旨み成分

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